ミアテストとは
マイクロRNAの解析により、乳がんのリスクを調べる血液検査です。
病気になった細胞から出る粒子に含まれる「マイクロRNA」を検出することで、疾患の超早期発見を目的としています。
メカニズムは乳がん特有のマイクロRNAを検出し、その数量の変化を測定することで、がんなどの疾患を早期に発見します。 画像検査等では見つけられない「ステージ0」の超早期がんの診断が期待されています。

乳がんはどのようながん?
乳がん患者は増加傾向!
乳がんにより患者数は年間8万人以上と推計されており、女性のがんの中でも最も患者数が多いがんと言われています。また死亡者数も患者数の増加に伴い増加傾向になります。女性にとっては、もっとも身近にあるがんリスクと言っても過言ではありません。

若い方も安心できない
一般的に40代半ば頃から発症していくとされている乳がんですが、近年は20代、30代と若い方でも乳がんを発症する方が増えてきています。食事や生活習慣の欧米化など様々な要因によって、若年性の乳がんリスクが高まっており、若いうちから注意が必要です。
全身へ転移しやすい
乳がんは進行自体は比較的ゆっくりであると言われ、腫瘍が1ミリから1センチ程度になるので15年ほどかかるとされています。しかし、乳がんは体内の別の部位へ転移しやすいがんであると言われており、がん細胞が比較的小さい段階から転移が発生することもあります。リンパ節や肺、骨、肝臓などへ転移することもあり、それらが進行した場合、再発の可能性が高くなり、完治が非常に難しくなってしまいます。
早期発見が重要な乳がん
乳がんは早期で発見すれば「治るがん」ともいわれており、5年生存率はステージ別にみても、早期であれば90%以上、ステージ3の進行がんであってもその殆どが治療によって対処が出来るとされています。
しかし、ステージ4に進行し転移が進むと生存率は下がり、完治も非常に難しくなってまいります。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要なのです。

ミアテストの特徴 今までの乳がん検査との違い

ミアテストはステージ・腫瘍の大きさに関係なく判定。検出感度は画像検査よりも高い検査です。
採血のみの検査のため、既存の検査に比べて患者の負担が少ないというメリットです。日本人女性はマンモグラフィーだけでは異常を見つけにくい「高濃度乳房」が多く、ミアテストは特にお勧めで、採血のみの検査なので、被爆や圧迫による苦痛の心配もありません。
また、本検査で測定する血中マイクロRNA量は、がんのステージや腫瘍の大きさには依存せず変化するため、腫瘍マーカーや画像検査で見つけることが難しい1センチ以下の「ステージ0」やグレイゾーンレベルでも疾患の可能性を発見することができます。特に早期で発見すれば「治るがん」ともいわれている乳がんでは有効です。 既存の早期発見の一歩先を行くことで、治療方法や薬剤の使用などにおいての幅が広がり、完治する確率が高まります。

このような方へおすすめ
- 40歳以上の方
- マンモグラフィが苦手な方
- 出産経験がない方
- 授乳歴がない方
- 初経年齢が早かった方
- 初産年齢が遅かった方
- 閉経年齢が遅かった方
検査における注意事項
- 空腹時の採血推奨しております
検査方法
- 採血(約6ml)による検査です。