LOX-index(ロックスインデックス)とは
採血検査で、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測する検査です。
この検査では血液中に隠れている動脈硬化を引き起こす原因物質「変性LDL」と「LOX-1」の量を調べています。
LOX-index値が高い方は脳梗塞、心筋梗塞の発症率が高くなることがわかっています。
LOX-index(ロックスインデックス)が高いと?
LOX-indexの値が高いと動脈硬化が進行し、脳梗塞・心筋梗塞が将来的に発症するリスクが高まります。
値が高くなる原因として、生活習慣(喫煙、過食、過度の飲酒等)、ストレス、運動不足等があります。
LOX-indexを受けてご自身のリスクを把握し、リスクに合わせた予防対策を始めましょう。
ロックスインデックスの原理
LOX-index検査は、動脈硬化が原因の疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の発症リスクを測定する血液検査です。LOX-indexとは、血液中のLOX-1と変性LDL(さびついた悪玉コレステロール)の測定値を掛け算した値です。
血管内皮障害を引きおこす原因物質(LOX-1と変性LDL)の値から動脈硬化の初期状態を検知し、将来の心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを判定します。
ガンより怖い?動脈硬化!
日本人の死因の1位はガンですが、動脈硬化が原因とされる脳血管疾患、心疾患の合計数は同水準にあります。
疾患名 | 死亡数 | |
1位 | 悪性新生物(ガン) | 約280人 (人口10万人当たり) |
2位 | 心疾患 | 約150人 (人口10万人当たり) |
3位 | 脳血管疾患 | 約100人 (人口10万人当たり) |
患者数は圧倒的に多い
脳血管疾患、心疾患は、医療の進歩で命を取り留める確率は高くなっていますが、患者数自体は増加の一途を辿っています。
疾患名 | 患者数 |
悪性新生物(ガン) | 約152万人 |
心疾患 | 約81万人 |
脳血管疾患 | 約134万人 |
治療にはお金がかかる
手術を行った場合、一般的に約30日の入院が必要になります。
疾患名 | 総額 | 自己負担額 |
脳梗塞 | 約140万円 | 約42万円 |
心筋梗塞 | 約120万円 | 約36万円 |
いくつ当てはまりますか?Lox-indexが力になりたいのはこのような方たちです。
- 40歳以上
- 喫煙者
- メタボ
- 過食がち
- 脂っこいものが好き
- 甘いものが好き
- 塩分強めで濃い味好き
- 飲酒量多し
- 運動不足
- 多忙、休養が取れない
- ストレス過多
- 家族歴あり
下記に該当する場合は、原則受診をお控え頂くことを推奨しております。
- 妊娠中・産後3カ月以内は数値変動影響あり
- 風邪、抜歯直後~2種間程、関節リウマチの方は、検査数値が高く出る可能性あり
- 脂質異常症治療薬、抗血小板薬、降圧薬を服用されている方は、検査数値が低く出る可能性あり
- 家族歴あり
検査方法
- 採血(約2ml)による検査です。