マイクロアレイ血液検査とは
がんに関わるmRNAの発現のパターンを解析することにより、採血のみで「膵臓」「胆道」「胃」「大腸」の4つのがんについて90%以上の精度で臓器を特定し発見する検査です。
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がんについて
がんの罹患率と死亡数
がんは日本人の死因の第1位であり、「3人に1人」ががんで亡くなっており、「2人に1人」ががんにかかっています。誰にでも発症し得る病気です。
なかでも、消化器系のがんは死因の上位を占めています。また、がんの発症数を部位別でみると、大腸がんが1位・胃がん2位です。
しかし、がんは不治の病ではありません。早期に発見・治療することで9割は完治するといわれています。
早期発見が難しい膵臓がん・胆道がん
膵臓がんと胆道がんは、初期に症状がほとんど無いため早期発見が難しいとされています。
そのため、他の部位の「がん」と比べても生存率が低い「がん」です。
しかし、膵臓がん・胆道がんでも早期に発見・治療することで治癒率は向上します。
「がん」をより早く発見する事は、治癒率を高めるだけではなく、治療後のQOL(生活の質)を高めるためにも大変重要です。
マイクロアレイ血液検査の原理
がんなどによる体の反応をmRNAで測定できる、マイクロアレイという新しい技術を利用し、がんの有無を判別しています。
体内では、日々がん細胞が発生していますが、免疫細胞の働きにより排除されています。また、免疫細胞が活動する際には、mRNAという物質により適切なタンパク質が作られます。
このmRNAは数万種類あることが知られており、がん細胞があるときには数千種類が特定のパターンで発現することが明らかになっています。
マイクロアレイ血液検査の特徴
高い感度 | 9割の感度で消化器のがんを発見 |
簡単な検査方法 | 5.0ccの血液を採取するだけ |
同時に検査できる | 4つの消化器がんを同時に検査できる |
安心の検査方法 | X線の被ばくがありません |
このような方へおすすめ
- 内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)が苦手な方
- 身内に消化器系のがんのいる方
- がんに不安を感じている方
検査における注意事項
下記に該当する場合は、原則受診をお控え頂くことを推奨しております。
- 現在がんと診断されている、もしくはがんの治療を受けている方
部位問わず、5年以内にがんの治療をうけたことがある方 - 自己免疫性疾患と診断され、現在治療を行っている方
- B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスによる肝疾患と診断されている方
- 妊娠中もしくは妊娠をしている可能性がある。または産後1年以内の方
- 副腎皮質ホルモン(吸入ステロイド剤を除く)を服用している方
- 生物学的製剤(インターフェロン、インフリキシマブ:商品名レミケードなど)や免疫グロブリン製剤を服薬している方
- ワクチンを接種して2週間以内の方
- 大腸/胃/胆のうポリープがある方や切除を行って1年以内の方、もしくは肝嚢胞、腎嚢胞、胆のう線筋腫症と診断されている方
- ※評価については原発性癌の性質が反映されるため、転移性がんについては陰性と判断される可能性があります
- ※空腹時の採血推奨しております
検査方法
- 採血(約5ml)による検査です。