サインポスト遺伝子検査とは
人間の設計図(遺伝子の配列)は、99.9%が同じですが、残りの0.1%が個人の違いを生んでいます。この違いをSNP (一塩基多型)といい、本検査ではこの違いを測って、個人のわずかな違いを調べています。ただし0.1%と言っても、人間の身体の中には約1000万種のSNPがあり、ごく僅かな違いの集まりにより、目・髪・皮膚の色、体格の大きさ等の個人差を生んでいます。人間とチンパンジーでも、98%以上が同じですので、小さな違いの集まりが大きな違いを生んでいることがよくわかります。
サインポスト遺伝子検査ではどのSNPを保有しているかを調べます。測定するSNPは、科学的根拠が明らかになった、極めて重要度が高いSNPです。

あなたは生活習慣病が進みやすい?
病気のなりやすさ = 遺伝因子 × 生活習慣(環境因子)
食事や運動に気をつけていても、生活習慣病がすすみやすい人と、気をつけていなくてもすすみにくい人がいます。これは生活習慣病の原因が、個人の「遺伝体質」と、肥満や運動不足などの「生活習慣」の両方にあるため、個人によって差が現れると考えられています。例えば、メタボリックシンドロームを指摘されたAさんとBさんが、同じ食事や運動を行ったとしても、いくつかの遺伝子の違いによって、将来動脈硬化のすすみやすさや糖尿病の起こりやすさに違いがあることがわかってきました。

サインポスト遺伝子検査の特徴
サインポスト遺伝子検査は、SNPの測定により、個人の「体質」について遺伝的なリスクを評価しています。
このように潜在的な目に見えないリスク(危険性)を知ることにより、健康を維持するために必要な栄養素やライフスタイルを提案することができる「道しるべ」なのです。
また、遺伝子の働きについは、人種によって大きな差があることが明らかになっています。本検査は、多数の日本人データに基づいて評価しています。
4つのサインポスト遺伝子検査
●生活習慣病予防プログラム●
生活習慣病に関わる16種類の遺伝子を測定
遺伝的な要因を調べることで「どんな病気にかかりやすい体質か」「どのようなライフスタイル、食生活が適しているのか」を知ることができます

●がん遺伝子検査●
がんに関する男性12項目・女性14項目の遺伝子を測定
「どんながんになりやすい遺伝子を保有しているのか」「がんの発症予防には、どのようなライフスタイル・食生活が適しているのか」を知ることができます

●ウイルス感染症リスク判定●
6項目のウイルス感染症関連の遺伝的リスクを測定
「ウイルス感染を起こしやすくする関連遺伝子」と「重症化しやすい関連遺伝子」を解析し、ハイリスクのウイルス感染症を明らかにするとともに、リスクを下げる「生活習慣」と「食品」を提案します

●肌老化予防プログラム●
12項目の肌老化の遺伝的リスクを測定
「どんな肌になりやすい遺伝子を保有しているのか」「肌老化予防には、どのようなライフスタイル・食生活が適しているのか」を知ることができます

検査方法
- 採血(約2ml)による検査です。